歯でお困りのことなら、どんなことでもご相談ください

足立優歯科

血液検査のもっと深い読み方

豊かな生活を謳歌するためには病気にならない健康な身体づくりが必要です。健康な身体は、摂取する食品に含まれる栄養素を利用して維持されますが、歯が悪くなり食べる食品を選ばなくてはならないようになった患者さんでは、不足する栄養素が生じ栄養失調の状態になっています。この状態が継続することで体調が損なわれ病気になるのです。
足立優歯科はこの栄養を摂取するための消化器官の一つである口を担当しております。栄養摂取にはこの口を健康に維持することが不可欠ですが、また消化器官の本来の役目である栄養摂取もしっかりとサポートしています。具体的には予防医療に取り組む医療機関と連携し、患者さんの体内の栄養状態を確認したうえで、不足した栄養を補う食事指導を行います。さらに必要に応じて運動指導、サプリメントの処方、点滴療法も行います。患者さんの体内にどのような栄養素が不足しているかについては、予防医療に取り組む医療機関と連携してオーソモレキュラーと呼ばれる血液からの解析をして行って判断します。
歯を守ることは、健康を保つことであり、そのことにより豊かな生活を享受することです。足立優歯科は皆様の豊かな生活を支援いたします。

オーソモレキュラーとは

一般の健康診断や保険医療では行わない多項目(約80)の血液検査を行い、栄養医学的に体内の状況を解析、診断することで体内で何が起こっているかを知ることができます。この結果から不足した栄養素を補充し健康な体への営みを取り戻すことで、より健康な状態を作り出します。オーソモレキュラーでは以下のことがわかります。

  1. タンパク質が欠乏していないか

    タンパク質は3大栄養素の1つで、体を作るすべての細胞の主成分です。
    細胞内の成長・複製などの活動に直接関わりがあります。

  2. 脂肪肝になっていないか

    肝臓に中性脂肪などがたまった状態を脂肪肝といいます。
    肥満や糖尿病、高脂血症などは慢性の脂肪肝を起こりやすくします。

  3. 鉄欠乏・貧血になっていないか

    鉄分が不足することで血液中のヘモグロビンを充分に生産できなくなる状態の貧血であるかどうかを確認します。

  4. ビタミンB群が不足していないか

    ビタミンB群は糖質や脂質、タンパク質をエネルギーとして使うために必要な栄養素です。不足すれば慢性疲労や気力の減退、情緒不安定や記憶力の低下などの症状を起こします。ひどくなれば脚気となり、手足のしびれ・むくみをまねきます。

  5. 血糖調節障害が発生していないか

    糖質(炭水化物)の摂り過ぎはインスリン分泌に異常が生じ、「低血糖症」を引き起こします。
    低血糖症になると、体は急激に血糖値を上げようと副腎からアドレナリン(攻撃ホルモン)やノルアドレナリン(不安や恐れをを誘発するホルモン)を分泌します。神経伝達物質であるノルアドレナリンの急激な増加は、パニック障害や精神障害を起こす原因と考えられています。

  6. 亜鉛・銅の過不足はないか

    亜鉛は皮膚や粘膜の健康維持、神経伝達物質の合成など、タンパク質の合成に必要なミネラルです。味覚障害は亜鉛不足で起こる代表的な症状です。
    銅の主な働きは造血作用です。ヘモグロビンの構成成分である鉄を、銅が運搬して利用できるように働きかけます。そのため鉄が足りていても、銅の不足で貧血症状が起こります。

  7. カルシウム・マグネシウムの過不足はないか

    カルシウムは骨・歯の構成成分として体内のカルシウムの99%を占めます。
    マグネシウムは主にカルシウムと共に骨や歯に存在し、神経系・筋肉系の働きを司どるミネラルで、血液の凝固に関与するなど、生命維持のための活動に重要な栄養素です。
    大きく数値がはみだしている場合は精密検査が必要です。(血栓、癌、副甲状腺機能障害、腎不全など)

  8. 酸化ストレスが生じていないか

    活性酸素が生産されることで生体組織内のタンパク質、脂質、DNAが障害を受けます。酸化ストレスはアテローム動脈硬化症、パーキンソン病、狭心症、心筋梗塞、アルツハイマー病、統合失調症、慢性疲労症候群などを引き起こします。

  9. 抗酸化力は発揮できているか

    生命維持に必要不可欠な酸素は、体内でその一部が高い酸化力を持つ活性酸素へ変化します。活性酸素は本来、細菌やウイルスなどの攻撃から身を守るために生成されますが、過剰な生成は正常な細胞を錆びつかせ、生活習慣病の発症や老化を早める原因になります。活性酸素を増やす要因は、紫外線や放射線、ストレスや喫煙、農薬など様々です。体内にはもともと活性酸素の働きを抑える「抗酸化力」が備わっています。

  10. 交感神経が緊張状態になっていないか

    自律神経の緊張は、主に交感神経の緊張状態を指します。緊張状態が続くと動作の異常、口の渇き、気持ちの焦りやパニック状態を起こしたり、歯をくいしばったり、声がうわずるなどの症状や、活性酸素の増加、血行障害、癌、糖尿病、潰瘍など、たくさんの疾患に作用します。

  11. 筋肉量は足りているか

    筋肉量の減少により、身体機能は低下します。代謝の衰えから冷えや疲労などの様々な不調に不調につながるだけでなく、生活が困難になる場合があります。

オーソモレキュラーの結果から、改善された症例をご紹介いたします。

  • 高尿酸血症の傾向とビタミンB群不足が認められました。

    Aさんの場合はサプリメント(マルチビタミンミネラル・アミノ酸・オメガ3系)を飲まれ、半年後に再度オーソモレキュラーを行った結果、高尿酸血症とビタミンB群不足の改善がみられました。

  • 軽度の肝機能障害と有害物質(有害金属や中性脂肪など)が認められました。
    Bさんは歯にアマルガム(水銀)が入っており、有害金属がたまっている可能性がありました。そのため毛髪ミネラル検査を受けていただくと、水銀が基準値よりも大幅に上回っている状態でした。
    Bさんには水銀を排出するキーレーション点滴を20回行いました。
    その後、再度オーソモレキュラーを行った結果、改善されていました。
  • 機能性低血糖が認められました。
    糖質の摂り過ぎなどが原因で血糖値が急激に上昇し、その結果インスリンの過剰分泌によって血糖値が下がりすぎていました。血糖の急激な上下は動脈硬化の助長や昼間の眠気、集中力の低下、脱力感や疲労感、手の震え、頭痛などの症状を起こします。Cさんは糖質制限を8ヶ月ほど続けた結果、体重が約5kg減少し不要な脂肪も落ちました。めまいなどの症状もありましたが改善されました。

体の中の栄養は約6ヶ月ほどで入れ替わるといわれています。不足しているエネルギーやビタミンを補うには、食事の改善やサプリメントの摂取を6ヶ月以上続け、再度オーソモレキュラーを行い、栄養素の過不足をチェックすることが望ましいでしょう。