口元の悩み
人として豊かな人生を謳歌するためには、ほかの人との交流が欠かせません。
無人島に一人で生活するならいざ知らず、現代社会に生きる上では、自分の意見や気持ちを人に伝えるのは「口」の役割であり、自信をもって人前で大きな口を開けて笑えるのも、「美しい白い歯」があってのことです。
明眸皓歯とは美人のたとえであり、白く整った歯が美人の条件とされているように、その口元が他人に与える印象は代えがたいものがあります。
しかしこの口に問題があり、笑う時には口元を隠し、写真撮影の時には笑顔を見せず、必ず写真の端の方に写っている、こんな控えめな人生を過ごしている方がおられるのも事実です。
このような方は是非ともこの口元の悩みを解消されることから取り組まれるとよいでしょう。
60歳から歯並びを治す
2人の子供を持ち子育てに奮闘する母親でありながら、ご自身の仕事も続けてこられてきたTさんは58歳でした。
「もうすぐ定年だし、子育ても終わりました。今度は自分のために少し手をかけてあげたいんです。ずっと気になっていた歯並びを治したい」
こんな思いでお越しになられました。
「今からでも歯並びを治す矯正治療はできます」
この言葉を頼りに矯正治療を始めた約1年後、歯の位置は整い、気になっていた出っ歯もまったくわからなくなりました。
すると、笑顔に明るさが生まれ、より若々しく変化されたんです。
着こなす洋服の雰囲気も変化し、明るい色を好むようになられました。
「若返ったでしょ」とおっしゃるTさんは、素敵な女性に変身されたのだと感じました。
いつになっても若々しくありたい、これは女性の願いなんでしょうね。
美しく自然な歯を求めて
30代後半のBさんは陽気で活動的な女性です。
仕事のオフにはバイクでツーリングを楽しんでおられます。
しかし彼女にも悩みが…。
「写真を撮るとき笑顔で写すと口元が暗くなってしまうんです。だからどうしても笑えなくて…。」
よく検査をしてみると、小さな虫歯を樹脂の材料で修復した前歯では、その樹脂の材料が変色し歯の色が暗くなっていたのでした。
また、手入れの不足から歯垢の除去が不十分で、歯茎が炎症を起こしていました。
多くの方は歯の色こそが問題とお考えですが、実は歯ぐきに炎症があり、歯周病になっていると口元は暗くなってしまいます。
歯磨きを見直し、歯ぐきを引き締め美しいピンク色の歯ぐきを取り戻したうえで、金属を使わない人工ダイアモンドのジルコニアを用いたオールセラミックスの冠を装着することで明るくきれいな口元を回復されました。
「まだまだいける!」
これが治療後のNさんのコメントでした。
一度きりの人生へチャレンジ!
人は自らの人生をイメージ通りに過ごしたいと考えます。
つまり自己実現に対し強い欲求があるのです。
しかしさまざまな事情が自己実現を妨げてしまい、人生すべてがイメージ通りに展開することはありません。
ただ、このような状況をどのように捉えるかで人生は変わります。
ある年齢でできなかったことでも、事情が変わった時期を迎えたときに取り戻すことはできるのです。
そして口元の問題もこの一つと考えることができます。自信の持てる口元に変化させていくことにより、ほかの事柄に対しても積極性が出てきます。
このような効果が前向きな人格を生み出し、人生を変えることにつながるのかもしれませんね。
もしあなたがお口や歯の事で悩み、「仕方がない」「諦めよう」などと後ろ向きに物事を考えるパターンに陥っているとしたならば、この考え方を捨て、前向きに取り組んでみるのはいかがでしょうか?